”いやー、ほんと田んぼは楽しい。”と心から思えるようになってきた、最近。
けど、何を隠そう田んぼデビューは41歳になった今年です。
きっかけは去年のお盆。5月の石巻ボランティアから帰って来てからの3ヶ月、なんか心にぽっかり穴を開けながら暮らしていた時、ふと思ったのが川崎在住来7、8年お世話になっているご家族の事。2010の春に高知に移住した3人家族。その家族にすぐに電話して『近いうち遊びに行っていいですか?』答えは『餅の論!』 計画はすぐに決まり、何日後かには真夏の暑い高知にいました、友達のガーナ人と。

その時連れて行ってもらった三原村の3反の田んぼ。どう見ても他の田んぼとは様子が違い、とても荒々しくたくましい稲穂が実っていた。神々しく天に向かってそびえ立っていた稲達。瞬間、”おれもつくりてえ!”とひらめいてしまい、その後は自慢の猪突猛進であっという間行動に移し、5ヶ月後には高知に移住し現在に至る。
なので米作りに関しては全くのど素人で、ましてや”不耕期、無肥料、無農薬、all手作業の米作りは何も知識が無く、ただただひたすら見よう見まねでやらせていただいているのですが、これが日に日に楽しくなっていくのです。まるでひょうたんにひたすら穴を開けていくように、ただただひたすら苗を植えていく。雑草に紛れるカエルとか、ヘビとか、イモリとか、タニシとか、カニとか、・・・・・・。とにかくそこは完全小宇宙で、動物と植物の共存共栄。ま、とにかく癒されるんです、あそこに裸足で立っているだけで。
草を引きながら苗を植えていき、気付くと前に植えた苗の周りに草ぼうぼうだったりして、それも時々抜きながら、なんとかか今日まで実質20日ちょっとで、2反弱まで植えました。正直この農法の2,3年目はあまり収穫は期待出来ないらしいけど、それでも一粒でも多くのおいしい米が出来るよう、努力と手間を惜しまず米創りに励む所存です。そして九月にはどんな作品が実っているのか本当に楽しみです。
米創りこそART! by hyotanmagic